いつも遠出する時はお留守番している愛犬。
「できれば一緒に連れて行きたい!」「一緒にドライブを楽しめたらいいな!」
そう思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
実際に車に乗れるようになれば、遊びに行ける範囲は劇的に変化します。
ちょっと遠めの公園、ドッグラン、ドッグカフェ、犬と宿泊などなど。
ただ、心配な点もありますよね。
- 車を怖がって乗ってくれない
- 車酔いなど体調不良になるのでは・・・?
などなど。
この記事では、愛犬とドライブするために必要なものや注意事項など、初めての方に向けた対策をご紹介します。
この記事はこんな方にオススメ!
- 愛犬に車に乗れるようになって欲しい
- 愛犬とドライブを楽しむための注意事項を知りたい
- 愛犬とドライブするために必要なものがわからない
目次
車に慣れさせよう
ドライブに行くためには、愛犬に車に乗ってもらう必要があります。
しかし、初めての時は怖がって乗ってくれないもの。
では、どうやって車に乗れるようにすればよいのでしょうか。
小型・中型犬で普段から使用しているキャリーケースがある場合
①愛犬がキャリーケースに入った状態で、車へ連れていきましょう。
普段使っているキャリーケースを利用します。
後部座席にキャリーケースを置いて少しの間一緒に過ごしましょう。
この時車は動かさないままにしましょう。
キャリーケースの中におやつやお気に入りのおもちゃを入れると良いですね。
5分~10分程度で構いませんので、休日など空いた時間に何度かやってみてください。
②特に愛犬に問題がなくなれば、キャリーケースから出してあげよう。
①と同じようにキャリーケースで車まで運び、車の中でケースの扉を開けます。
キャリーケースから出てきたらおやつやお気に入りのおもちゃで一緒に遊びます。
車にいると楽しいことがある、と覚えてもらいましょう。
③短時間(10~30分程度)のドライブに行きましょう。
②が問題なく行えたら、次はついにドライブに行きましょう!
ただ、最初はキャリーケースに入れた状態の方が安全です。
キャリーケースをしっかりとベルト等で固定しておきましょう。
また、はじめはドライブを短時間で終えること。
細かく様子を見て、体調に変化がないかを確認してあげてください。
④キャリーケースから出た状態でドライブ
③をクリアできたら、キャリーケースから出した状態でドライブしてみましょう。
ただし、はじめは左折・右折・ブレーキ・発進などで簡単に倒れてしまいます。
速度はゆっくりめを意識し、丁寧な運転を心がけてください。
また、速度が出た状態でのカーブや急ブレーキなどには気を付けましょう!
⑤おめでとうございます!
もうドライブに出かけることができますね!
ただし、長時間(1時間を超えるような)ドライブをする際はこまめに休憩をはさみましょう。
体調に変化がないか常に気にかけましょう。
小型・中型犬でキャリーケースが無い場合
①抱っこした状態で車へ連れて行きましょう。
そのまま席(運転席以外)に座って5~10分過ごしましょう。
ただし、車は動かさないままでOKです。
休日など空いた時間に何度か繰り返してください。
②後部座席で遊ぼう
抱っこした状態で車にいることになれたら次のステップです。
後部座席などでおやつをあげたり、お気に入りのおもちゃで遊びましょう。
1匹で放置せずに一緒の空間にいてあげることがポイントです。
③短時間(10~30分程度)のドライブに行きましょう。
②が問題なく行えたら、次はついにドライブに行きましょう!
最初は運転手と別にもう一人、ワンちゃんの様子を見れる人がいることが望ましいです。
一緒に席についていてあげましょう。
ただし、はじめは左折・右折・ブレーキ・発進などで簡単に倒れてしまいます。
速度はゆっくりめを意識し、丁寧な運転を心がけてください。
速度が出た状態でのカーブや急ブレーキなどには気を付けましょう!
また、はじめはドライブを短時間で終えること。
細かく様子を見て、体調に変化がないかを確認してあげてください。
⑤おめでとうございます!
もうドライブに出かけることができますね!
ただし、長時間(1時間を超えるような)ドライブをする際はこまめに休憩をはさみましょう。
体調に変化がないかは常に気にしてあげてください。
大型犬の場合
大型犬で車を嫌がる場合、車に乗せることが鬼門となります。
①車に近づくことに慣れさせる。
まずは車の扉を開けておきます。
ワンちゃんを車の近くに呼び、おやつをあげましょう。
近づくことができたら褒めてあげましょう!
ほんの少し近づけただけでも褒めることが大切です。
②自分が車に乗った状態で呼び寄せる。
先に自分が車に乗って見せます。
そこからおやつをあげて近づかせましょう。
車に前足をかけることができたら更に褒めながらおやつをあげます。
③車に乗るまで何度も繰り返す。
初日で車に乗るところまでやろうとするのは、とても難しいです。
なので、普段から時間のある時に(できれば毎日)繰り返し反復して訓練しましょう。
無理やり乗せると車を余計に嫌いになってしまうため、乗れるようになることがとても難しくなってしまいます。
参考
ここまで言葉で書いてみたのですが、伝わりづらいと感じたので、動画を探してきました。
トレーナーさんがわかりやすく解説してくださってるので、是非参考にしてみてくださいね。
ドライブに必要なもの
1.リード・ハーネス
ドライブした先や、途中で小休止をはさんだ際に車から出ることもある為、忘れずに持っていきましょう。
2.飲み水
給水ボトルのようなワンちゃんが飲みやすいものがあれば便利です。
もしない場合はペットボトルに水を汲んで、別途容器を持参しましょう。
ペットショップでは折り畳み式の容器を販売していますので、あればとても便利ですよ!
3.キャリーバッグ(ハードタイプ)
持っている場合は必ず持参しましょう。
シートに固定しておけば、ワンちゃんも安心して寝ることもできるし、車酔い対策にもなります。
4.トイレシート
これがあればドライブ中に我慢できなくなっても安心ですね。
多めに持っていくことをおすすめします。
5.おやつ(ドッグフード)
ドライブを楽しんでもらうためにもおやつは外せません!
おやつをあまり食べない子には少量のドッグフードでもOKです。
6.ウェットティッシュ
外に出た後に足を拭いたり、何かこぼした時にも使えますので是非持っておきましょう。
7.ビニール袋
トイレシートやウェットティッシュなど汚れたものを入れるために必要です。
これも複数枚持っていきましょう。
車酔い対策
トレーニングや持ち物の準備が終了しました。
さて、お待ちかねのドライブに行こう!・・・とその前に!
先にワンちゃんの車酔い対策を行いましょう。
犬も車酔いする!
人間が車酔いするように犬も車酔いします。
車が苦手ではない子でも対策せずに乗ると体調を崩す可能性があります。
ドライブの際は対策を万全にすることをおすすめします。
ご飯を食べた後、1~2時間経ってから出発する
出発する時間を逆算して早めにご飯は済ませてあげましょう。
ご飯を食べてすぐに車に乗ると、車酔いで吐いてしまう原因となります。
においの強い芳香剤を避ける
犬は嗅覚が優れている為、においの強いものは車酔いの原因となります。極力は窓を開けてにおいがこもらないように換気しましょう。
酔い止めの薬を飲ませる
どうしても車に乗せる必要があるが、愛犬が車酔いしやすい。
そんな時は事前に獣医さんに相談して酔い止めの薬を処方してもらいましょう。
車酔いは犬にとっても辛いものです。
しっかりと用法容量を聞いて飲ませましょう。
ドライブ時に注意すること車酔い対策もばっちり!
では、もうドライブに出かけても問題ありませんね。
ただし、ドライブする時にもいくつか注意点はあるのでチェックしておきましょう。
キャリーバッグは固定しよう
万が一急ブレーキを踏んだ時、愛犬がケガをしないように、キャリーバッグはベルトで固定しておきましょう。
また、固定しておくと車酔い対策にもつながります。
こまめな休憩を心がけよう
ワンちゃんにとって、長時間のドライブはストレスになってしまいます。
1時間のドライブで1度休憩をはさむことを目安に休憩を取りましょう。
停車中の車内でのお留守番はNG
絶対にやってはいけないのは車内でのお留守番です。
特に暑い季節の車内放置は命に関わります。
気温が高くなくとも、日光が当たっているだけで、室内温度はあがります。
実際に車内放置で命を落とした例が数多くあります。
繰り返しますが、絶対にしないようにしましょう。
運転手の膝上に犬を乗せると違反
運転中、運転手の膝上に愛犬を乗せてはいけません。
事故の危険もある上に違反となってしまいますのでご注意を。
最後に
いかがでしたでしょうか。
はじめての方でもわかりやすいようにまとめてみました。
実際に愛犬が車に乗れると、一緒にできることがグンと増えます。
ワンちゃんの楽しみも増やせるので、車が苦手でも根気強く克服してあげましょう。