最近よく「ミックス犬」という言葉を耳にします。
それにペットショップをのぞけば、必ずと言っていいほど「ミックス犬」がいます。
では、この「ミックス犬」とは何なのでしょうか。
この記事では、ミックス犬についての詳しい解説と、「雑種犬」との違い、人気のミックス犬についてご紹介します。
目次
ミックス犬とは
ミックス犬とは、「違う犬種の親から生まれた犬」のこと。
つまり、「ミックス犬」は父親の犬種と母親の犬種が違うのです。
ミックス犬=雑種犬?
ただ、それでは雑種犬との違いがないように感じますよね。
ですが、ミックス犬と雑種犬は違います。
明確な定義はされていませんが、一般的にこの2つは別物として扱われます。
ミックス犬をもう少し詳しく説明すると、「2種類の純血種の犬を親にもつ犬」です。
つまり、
父親:純血種の犬種A
母親:純血種の犬種B
子供:ミックス犬(犬種AB)
というイメージです。
その為、父親と母親の犬種がはっきりしてることがわかります。
また、ミックス犬は「ハーフ犬」や「ハイブリッド犬」と表現されることもあります。
ただし、中には明確な定義がないことから、ミックス犬を雑種犬として扱うペットショップもあります。
雑種犬
次に、雑種犬についても少しご紹介します。
2種類以上の犬種の血が混じった犬で、自然に交配して生まれた犬を指します。
昔は犬を屋外で放し飼いにしていることが多い上、野良犬も多かった為、知らないところで交配していることがありました。
そこで、生まれた子供の犬種がわからないことから子供を「雑種」と呼ぶようになりました。
現在では、野良犬の数もほとんど減り、自然に交配して生まれることは少なくなりました。
その為、現在の雑種犬を説明すると、以下が該当します。
- 親が純血種ではない(または、犬種が不明な)犬
- ミックス犬の子供
雑種犬というとマイナスなイメージを思い起させることがありますが、雑種犬にも色々な良い点があります。
詳しくはこちらでご紹介していますので、よければご覧ください。
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ミックス犬の特徴
ミックス犬は両親のどちらの特徴も受け継ぐことが多く見受けられます。
片方だけの特徴しか持たないミックス犬は稀です。
なので、純血種にはない掛け合わせた可愛さが何よりの特徴と言えます。
例えば、チワワとミニチュアダックスフンドのミックス犬、チワックスであれば、
ダックスフンドのように短めの足で、クリクリとした目がかわいらしい子になるといった具合です。
ただ、どの部分にどちらの親の特徴が出るかは決まっていません。
傾向として「こちらの特徴が多い」ということはありますが、絶対ではありません。
例えば、さきほど例に挙げたチワックスですが、垂れ耳の子が多い傾向にあるものの、耳が立っている子もいます。
代表的なミックス犬
- チワックス:チワワ×ミニチュアダックスフンド
- マルプー:マルチーズ×トイプードル
- ポンスキー:ポメラニアン×シベリアンハスキー
- シュナプー:ミニチュアシュナウザー×トイプードル
- ポメ柴:ポメラニアン×柴犬
- パピキー:パピヨン×ヨークシャテリア
- ラブラドゥードル:ラブラドールレトリバー×プードル
- チワマル:チワワ×マルチーズ
- キャバプー:キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル×トイプードル
- パグズー:パグ×シーズー
- シュナマル:ミニチュアシュナウザー×マルチーズ
などなど。
名前を見れば、なんとなく親の犬種がわかりますね。
それぞれの犬種で良い点や優れている点が異なります。
逆に、飼う際に気を付けるべき点が純血種と異なることがあるので、注意が必要です。
最後に
さて、いかがでしたか?
ミックス犬について少しでも理解が深まれば嬉しいです。
今でも雑種犬やミックス犬にマイナスイメージがあるという意見を耳にすることがあります。
でも、色々な血が混じっているからこそ優れた部分もあるのです。
どんな犬種であっても大切な存在に変わりありません。